幼児期の大切さ(ふれあい教育セミナー)

2019年6月12日

毎年、6月に「ふれあい教育セミナー」の第1回が開催されます。これは春日井市から補助があり、幼稚園で保護者向け講座を年間6回行うものです。第1回は必ず園長である私の講演から始まります。私のつたない話で申し訳ないと思いながらも、4人の子どもを育てた経験や幼稚園教諭として家庭と仕事を両立してきた経験を紹介することで、何かお母様方がヒントを得て下さればと話しました。

 

今回のテーマは「全ての人が私の先生」をテーマに選びました。最初にお母様をリラックスさせるのと時間かせぎ?のために、自己紹介の時間を設けます。これでかなりお母様同士で盛り上がるので、ほぼセミナーの目的は達成したようなものです。お母様方をいかにゆったり笑顔にするかが私のねらいとするところだからです。それは、お母さんの笑顔が子どもにとって一番の喜び。私の話を聞いて笑顔になったお母様が、お家で「おかえり!」と待っていてくれたら、子どもたちはどんなに嬉しいでしょう。それだけで幸せな気分になります。それが出来れば子育ては完璧です。

 

さて「全ての人が私の先生」を5つのテーマに分けて順にお話しました。『①初めて出会う先生は両親 ②ユニークだった担任の先生たち ③園長として成長させてもらった〇〇 ④家族に教えてもらったこと ⑤どの人も全て先生という意識』をこれまでの体験をもとに話しました。うなづいて聞いて下さる方もたくさんみえて、とても話しやすくあっという間に時間が来てしまいました。

 

最後に最近起こった悲惨な事件にも触れました。犯罪者となった人の生い立ちを考えると、幼少時代からの環境が幸せな家庭ではなかったのでは、と想像します。「幼い頃の家庭環境、ご家族の愛情がお子さんの一生を決めるのです。温かい家庭で、愛情いっぱいで育ったお子さんはきっといい子に育ちます。心配ないですよ。」と結びました。笑顔があふれる家庭が増えることを願い、これからも伝えていきたいと思います。